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仲田守(なかた まもる)さんに質問!

彫刻家になるってどんなこと?


○なぜ彫刻家になろうと思ったの?それはいつ?

「物を作るのが好きだから」この一言です。大学に入学し、3学年から鋳金を専攻した頃からです。

○作品をはじめてつくったのはいつ?どんな作品なの?

大学3年、4年は課題制作が中心なので、自分の作品と言えるのは学部の卒業制作が最初です。真鍮の抽象彫刻でした。

○なぜ作品をつくるの?これからもつくりつづけますか?

「好きだから」「楽しいから」です。これからもズーッと作り続けます。

○彫刻家に必要なことって?

「作ることが好きだ」と思う気持ちです。自分が好きでなければ、人に伝わる作品は作れません。

○もし彫刻家じゃなかったら何をしていたと思いますか?

作品制作と同時に、私は33年間高校の教員をしてました。クラス担任をしていた時が私の人生でいい思い出になってます。そして自分にとっても勉強になりました。

つくるってどんなこと?

○知識や技術はどこで知るの?

私にとって、すべての基礎は学生時代に学んだことです。その後は自分の努力と工夫です。

○どんな場所でつくるの?

教員をしていた時は学校の工芸室や準備室です。今は自分の制作場所を購入したので、そこで制作しています。

○作品はひとりでつくるの?

一人で制作しています。周囲に気を使わず、集中して出来ます。

○どんなペースでつくるの?

だいたい週に5日、一日5時間位です。この時間が今の自分にとって、集中して制作できる時間です。

○今までに何作品くらいつくったの?

大きい作品、小さい作品を含めると200点余りです。

○テーマは、いつ、どう決まるの?

一番最初にテーマを決めます。そのテーマに従って形を考え、そのテーマで幾つも形を考えます。

○アイデアは、いつ、どう決まるの?

テーマは日常の生活の中から考え出します。そのテーマに従って、ひたすら頭の中でアイデアを考えます。

○素材や形は、いつ、どう決まるの?

鋳造にこだわって制作を続けて来たので、素材のほとんどが銅合金です。形は自分が表現したいことを頭の中で考え決めます。

○タイトルは、いつ、どう決まるの?

作品が完成してからです。他にテーマが決まっているので、そのテーマをタイトルにします。

○どこから作り始めるの?

アイデアスケッチをかき、油粘土で形を作り、それから石膏で形を作り、鋳造して金属にします。

○「完成!」はどう決めるの?

私の作品は金属で、表面をヘアーライン仕上げにします。このヘアーラインがきれいに出来た時が完成です。その後、組み立てて最終的な完成です。

○材料はどうやって集めるの?

作品のほとんどは業者にお願いして鋳造します。だから材料は鋳造業者が別な業者から金属を購入します。

○どんな道具を使うの?

金属を削るのにグラインダーと鉄ヤスリを使い、表面を耐水ペーパーでヘアーラインをかけます。

○つくる時間はどれくらい?

小さい作品で200~300時間、今回の宇部の作品は約1000時間位だと思います。

○つくる時はどんな気分なの?

目の前の形を考えています。とても集中するので充実します。

○つくる費用はどのくらい?

内緒です。

○つくる時に気をつけたり工夫してることは?

自分が表現したいことが出来ているか?形のバランス、線と形の美しさ、余白空間に気を付けています。

○つくる前後で何か変化があるの?また、それはどのようなことですか?

安定感が悪く、作るのが難しい形なので、いろいろなことが不安でした。だが、何とか形になったので自信になりました。同時に不安の中で制作することが、緊張感と集中力になり、とても楽しい時間を過ごすことが出来、良い思い出にもなりました。

○つくるってどんなこと?

日々の生活の中で感じていること、考えていることを作品を通して表現しているので、作品は自分自身でもあり、自分の生活でもある。また、生きていると実感できることでもある。

○これからどんな作品をつくりたいですか?

今までと大きく変わることは無いと思いますが、どのような作品を作るかは、自分が生活していくなかで何を感じるかです。

○今までで印象深いできごとは?

特にありません。

仲田さんってどんな人?

○好きな作家や作品のこと教えて!

以前からブランクーシの凛として、スッキリしている彫刻が好きです。

○どんなことが好きですか?

チョコレートが好きです。 映画は以前見た中国映画の「郵便配達」と「グラディーエィター」が好きです。

○小さな頃、どんな子どもだったの?なりたかったものはなんですか?

小さい頃は何も考えず、ひたすら外で遊んでいました。

○行ってみたい場所、また行きたい場所はどこですか?

ダイヤモンド・プリンセスに乗ってクルーズに行きたい。

○美しさとは何ですか?

人の気持ちなのか、自然なのか、物なのか、人が何に美しさを感じるかはその人がどう生きてきたかによって違う、だから美しいと思う物にその人が生きてきた時間が写っていると思う。

○なぜUBEビエンナーレに作品を出そうと思ったの?

大学の先輩のアシスタントをしていた1979年に宇部に作品設置に来た。その時の感動がUBEビエンナーレに出品したいと思うきっかけになりました。

「ク・ラ・ゲ・だぞー」作品のこと教えて!

○なぜ金色にしたんですか?(岬小学校4年生)

目立つためです。鋳造で作品を制作するので、素材である金属が限られています、その中で一番目立つ真鍮を選びました。

○金色はどうやって色をつくるんですか?(上宇部小学校4年生)

金色は真鍮という金属の色です。だから塗料を塗ったのではありません。

○なぜクラゲなんですか?ほかの生きものじゃだめなんですか?(黒石小学校4年生)

曲線の美しさと曲線の間からのぞく空間の面白さをテーマにしています。クラゲの足の柔らかい形と美しい形に魅力を感じたので、クラゲ以外はダメです。
「ク・ラ・ゲ・だぞー」のここが好き!

○見たしゅんかんに本当に泳いでいるように見えてすごかったから(神原小学校4年生)

○クラゲの足が地面からはなれているので、いっしょに泳いでいるみたいに思いました。(恩田小学校4年生)

○いっしょにくねくねしてあるいてみたいから(上宇部小学校4年生)

○作った人が40年前からがんばって、大きくなったのがやっとで、すごくがんばったのがつたわるから。(黒石小学校4年生)

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